1件ずつ表示 
--.--.-- --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Category: スポンサー広告
2016.09.11 Sun

超歌劇幕末Rock黒船来航 感想

原稿が切羽詰まりすぎたにせよ二ヶ月くらい更新が止まっててさすがに三日坊主過ぎて悲しいです。
タイトル通り、幕末Rock超歌劇黒船来航を観てきました。
昨年の反省を生かして京都公演から始まり東京千秋楽まで! 全通ではありませんが極限まで突っ走りました!

以下ネタバレ満載の感想です。勢いで言いたいことだけとりあえず書いたので、人知れず追加されるかもしれません。



★公演全体の感想

 ゲームを原作にしながら、アニメ軸の前作超歌劇と地続きの物語としてゲーム・アニメ・舞台すべてが繋がっている幕末Rockというコンテンツらしい完成度の高いストーリー、既存の楽曲に新たな意味を持たせて再構成された歌の使い方、客席を巻き込んで劇場全体を「幕末Rockの世界」にする演出、どれをとっても素晴らしく、幕末Rockのファンがこのコンテンツを好きでよかった! と心の底から楽しめる最高の舞台でした。
 他の2.5次元ミュージカルを多く見ているわけではありませんが、幕末Rockは元の作品がステージの上で演奏する志士とそれを聴いて熱狂する贔屓という構図なので、超魂團が二次元の世界から飛び出してくる、というより、あの空間の中では私たちが二次元の住民となって幕末Rock世界の超魂團贔屓になれるという点で、舞台という表現媒体にマッチしていて、それを最大限に生かした演出も相まってここまで完成されたのかなと思います。
 コメント等を読んで感じたことですが、キャスト、スタッフの方々が本当に幕末Rockのことを大切にして、全力でつくりあげてくださった舞台だから、終わってしまうという寂しさはあっても、本当に幸せな気持ちで千秋楽を終えることができたのだと思います。変更されたキャストさん方も、驚くほど初演・再演のキャラクターを感じさせる演技で、前回までの超歌劇とは全く別のキャラクターを作るのではなく、前作を汲んだキャラクターとして彼らを演じてくださって嬉しかったです。一方で、俳優さんの印象もキャラクターを壊さない範囲でうまく馴染んでいて、どの方も自分でも謎なくらいすんなり脳に馴染みました。
 今回の超歌劇でゲームストーリーに追い付いてしまいましたが、幕末Rockが大好きでこれからも末永く続いてほしいので、ぜひ今後の展開の先陣としてゲーム続編を出してくださるといいな~と切に願います。私がゲームを最初にプレイして幕末Rockという作品を好きになったので、原作が本当に大好きで、またゲームで彼らに会いたいです……。

★ストーリー・演出
 上述しましたが、既存曲のストーリーへの組み込み方に全く違和感がなく、見事でした。ペリー・ジュニアのキャラクターがゲームとは異なり、神に選ばれないがために神になろうとした孤独な人として再構成されていましたが、それが龍馬にとっての初心、物語冒頭の「誰にも歌を認めてもらえずに一人で寂しかった」という思いと共鳴して分かり合うことができたと思うと、キャラクターアレンジとして素敵だなぁと感じました。
 また、個人的に、ゲームの超魂で疑問に思っていた部分を補完してくださったのもとてもよかったです。超魂ストーリー自体が、ジュニアと龍馬、新選組が中心の話なので仕方ない部分もありますが、長州の二人(特にシンディ)が一度負けたことであそこまで折れてしまうのが、どうにも無印で成長した彼らを考えると、実は私の中で納得しきれていませんでした。ジュニアとの対決を前に慢心していたというわけでもなく、三人で熱心に練習している様子だったので余計に。
 しかし、いつしか現状に慣れて初心を失くしてしまってことが原因で敵わず、その時に「超魂を奪われてしまった」「松陰先生を失って以来の精神的支柱をまだ見つけられていない」という理由を与えられてようやく腑に落ちました。新選組の二人に対しても、龍馬と同じタイミングで初心を思い出すきっかけが与えられたので超魂團内での足並みがきちんとそろったように思います。あと、これは某さんと話していて「なるほど」と思ったのですが。桂さんとシンディはRockについて良く知っているからこそ、ジュニアとの力量の差を如実に感じて一朝一夕の練習では追い付けないことを経験で理解してしまっていた、というのもあったんですね……。脱線した話として、長州EDのシンディはまさにこの状況を良くないと考えて旅に出ることを決意したと私は考えているので、長州EDのシンディは志士としてとても彼らしい行動をしていると思っています。
 同じくゲーム版とかなり異なる要素としては、慶喜様の成長物語がありました。この部分はゲーム版ではなく、アニメ・前作超歌劇からの繋がる話ですが、慶喜様の国のトップとしての幼さと直弼への依存、そこから民へ気持ちを向けて国のことを考えられるようになるまでの人間関係と流れがとてもよかったです。
 それから、今回、前説で非常に丁寧にペンライトの振り方、禁止事項を教えて下さったのがたいへんよかったです。観劇マナー、知らない人は迷惑だと気付かずにやってしまいますし、途中から入った「叫ぶのは自由だけど関係ないことは叫ばない」というのも非常に大切だと思います。幕末Rockはとても自由な作品で、その自由さを大切にしたいですが、作中で龍馬も言っているとおり好き勝手にやることと自由にすることは違うので、そこは幕末Rockのファンとして私自身気を付けたいですし、観客全員が楽しめる舞台になってほしいので、本当にありがたかったです。

【楽曲別感想】

★Jack
 まさかのアニメOPに初回は驚きと興奮でしばらくペンライトを振るのを忘れました……。アニメ・ゲームを融合して舞台に昇華した超歌劇のスタイルの象徴のようで、この曲を入れてくださったこと、本当に嬉しいです。ソウちんの担当歌詞に「残響」が入っているのが、彼の持ち歌と合っていて気付いた時は動揺しました。皆さん仰ってる場所だと、「ララルーララルー」で龍馬くんとヒジゾーさんが顔を合わせているの、最高にキュートです。「ありがとうのキス」の歌詞の部分で、龍馬くん達が投げキスの振付をしている中、シンディは演奏に集中しているのも、キャラクター性が出ていてよかったです。直弼ボイスの低音が光っていてここは本当に好きです。良知龍馬の「貴方に会いたい」、格好良かったなぁ……。

★×××ing
 五人で歌う曲を一人で乗っ取ることでジュニアの圧倒的なパワーを示す演出と、直接的な言葉でなくても客席を扇動して橙色にペンライトを灯らせ、ジュニアへ傾倒していく様を表すのがキャスト・客席一体となっていてよかったです。ジュニア役の兼崎さんの歌い方も超魂團とは対極でその場で悠然と動かず、朗々と歌い上げる圧力が素晴らしかった……!
 終盤、龍馬くんがジュニアのソロ曲である「GOD BREATH」を混色様式として一緒に歌うところが、ここの「相手の曲を乗っ取る」ジュニアにやり方と対になって、彼らの性質の違いを感じました。ジュニアの歌い出しが「天辺を目指さずして何を求めればいい」なのも、後にわかるジュニアの過去を思うと悲しいですね……。

★グラデーション
 ゲーム版もですが、ここから先の展開が、まさにソウちんの「昔の僕にはなかったもの」で、超魂團で一番精神的に幼さのあった彼の成長を思って涙しかないです。ゲーム版と超歌劇の違いのひとつとして、ジュニアが生まれながらのRockの神だったか、神になれなかったただの人間かがありますが、グラデーションの歌詞「人はなぜ喜び悲しみ~神様になんてなれないから感情を灯すのさ」は彼にとって全く違った意味を持ちそうで、だから勝の言葉のとおり、彼とこの歌を歌った沖田はジュニアについて気付くことがあったのでしょうか……。

★共鳴進歌
 満を持してのソウちんのソロ曲二曲目、佐々木さんの歌声がすんごいよかったです……! あの空間の清浄さ、都内一だった。
 ソウちんにとっての届けたい歌が超歌劇ではかつて敵対していたシンディやセンセーに向けたもので、この曲の裏で龍馬くん・シンディ・センセーの物語が進行しているのがじんときました。超魂ではソウちんの成長が本当に目覚ましくて、ひたすらにカッコイイです。
 この曲Bメロで龍馬くんがシンディとセンセーに練習を促すシーンで、千秋楽の龍馬くんの「Rockはパッション! そうじゃろシンディ!」が魂からの叫びで怖すぎて圧倒されましたし、続くシンディの「わかってる……! わかってんだよ!!」の返し方が本当に辛そうで泣きそうでとてもよかったです。前を見て進もうとするソウちんと、立ち止まってしまう長州組・崩れ落ちる龍馬くんの対照的な姿を場面切り替えでわかりやすくまとめたのがすごいです。ここに限らず超歌劇は同時進行の話が多いのに全部わかりやすいの、すごい……(語彙力のなさ)でも各キャラが動きすぎて全員負いきれないのでキャストごと定点カメラがほしいです。

★不完全パズル
 ここは本当に最高でした! もとから大好きな曲ではあるのですが、アップテンポな曲と千秋楽に向けてどんどん上がっていく歌唱、沖田の殺陣すべて素晴らしくテンションが上がりっぱなしでした! できればフルで聞きたかったです……。

★Rolling Thunder
 「初心」をテーマにこの曲を持ってきてくださってありがとうございます! 龍馬くん・シンディ・センセーの三人が出会ってこの曲から物語が動き出す始まりの歌、という印象だったので本当に嬉しいです。

★絶頂SPIRAL
 ここしかないと思っても直前まで「どう入るんだ……??」と思っていた楽曲、最高に燃える流れで自然に入って素晴らしかったです!
 超歌劇の慶喜様は本当に駄々っ子で直弼に依存しきった少年で、徳川の呪縛から逃れてもここまでずっと直弼しか見えておらず、自分で自分を直弼に縛り付けていたのかなと思います。あえて憎まれ役になってでも、直弼の幻を殺すことで過去に囚われている慶喜に前を向かせようとする勝が、国の行く末を考える幕府の人間としてとても誠実な人なのだと思って、あんなふざけた登場の仕方なのにちゃんとしたキャラクターとして描かれていて感動しました。それでもなお、直弼を求める慶喜様への「甘ったれるな!」から先で観劇のたびに涙ぐんでた気がします。「刀の時代ももう終わりです」という勝の声が寂しげながら、前時代を引っ張ってきた自分達の役割は終焉する表明と、これからの時代を慶喜様に託す強い訴えとして力強く響くのが俳優さん、すごいなぁ……(小学生)という感じでした。
 その言葉を受けた慶喜様が、合奏には合奏を、と力ではなく歌で直弼を救うために立ち上がるのも「刀の代わりにギターを担いで世の中を変える」幕末Rockの志士として覚醒なのだろうと思えてすこぶる良かったです。前作で慶喜様が、民の歌声と笑顔により救われていたので、超歌劇の慶喜様は民の歌声に力を貰い日本を導く存在になれたのだと思うとぐっときました。
 「大人になった僕だけ見てほしい」の歌詞が慶喜様の決意と直弼を送り出す言葉のようで超解釈一致でした。直弼はずっと、慶喜様が自分の意志で立つことを応援して見守っていたと思うのですが、ここでようやく慶喜様はそれをわかったからこの歌詞を歌うことができたのではないかと思います。(ゲーム版の慶喜様は精神的にもう少し成熟して自分が国のトップという自覚がありそうなので、ゲームストーリーのあとに自然とそれを理解してこの歌詞を歌えたのかなと思います)
 慶喜様は今まで、国の頂点として直弼に守られながら内面は幼いまま過ごしていましたが、龍馬くんという対等な友達を得て、力を貸してくれる民に目を向けて、ようやく孤独ではないと気付けた、開国するということがそのまま彼の心の開国、成長でもあったのかなと思います。黒船来航は鎖国と開国の狭間で揺れる日本が開国を決断するまでの物語でしたが、その中で慶喜様とジュニア、二人の閉じた心の開国も描かれているのがストーリーとしてとても好きです。Jackの「最終回までに救い出してみせる」はアニメでは慶喜様のことだったと思いますが、超歌劇では慶喜様・ジュニア・直弼・初心を忘れてしまった志士組……皆にかかっているのかもしれないなぁと今ぼんやり思いつきました。思い付きなのでたぶん明日には違うこと言ってます。
 歌詞の「騒がしい雑音」「甘い言葉たち」はそれぞれRockと天歌のことで、原曲では龍馬くんと慶喜様を指していると思うのですが、歌劇ではジュニアと直弼のことで、だから「歌で彼方へ」なのか……というのも今思い浮かんだので書き加えておきます。

★WHITE
 この楽曲の前に、シンディが自分から手を差しだして、掌を重ねるように促す場面がありましたが、基本的にいつも最後まで渋っている彼が率先してやったのは、超魂ストーリー中できつくあたってしまった仲間に対して思うところがあったのだろうかなぁ……とシンディ贔屓並の感想を抱きました。
 同じように、「群青を射す光」の後だったと思いますが、誠仮面の特訓の後で新曲を見たソウちんも同じようにしていて、ソウちんが本当に超魂團のことを大切に想っているのを表に出したシーンとしてすごくよかったです。ソウちんとシンディの言い合いでシンディが「お前も仲間(メンバー)だろうが!」と咄嗟に出たような台詞で言っていたのも好きだったので、彼らの絆を感じさせるシーンをたくさん入れてくださってありがとうございます!!
 ようやく曲の話に入りますが、この曲の歌詞がまた舞台版超魂に非常によくあっていて改めて歌詞を噛みしめてしみじみしました。この曲の途中で龍馬くんが「わしは皆に楽しい気分になってほしいだけだ」と主張する部分に対しての「I wanna make you excited」や、孤独で自分だけを信じているジュニアに「Why don’t you cry? 殻壊す勇気が欲しいならくれてやる」と語りかける歌詞を、龍馬くんがジュニアにぶつける歌として考えたのだと思うと、普段天然で何も考えていないような彼の真の凄さを改めて実感します。しかもどっちも、ジュニアに伝わりやすい英語なんですよね……センセーと一緒に考えたのかな。素敵だな。

★GOD BREATH-混色様式-
 この曲超良かったです! 何がって旗ぶんぶん振る演出と殴り合い! Rockは魂と魂のぶつかり合いを体現したような、歌いながらの殴り合いが王道少年漫画でテンションが上がりました。誠仮面のところとか考えると完全に幕末ヒーローショー。
 今回のテーマ「初心」について、龍馬のスタートは松陰先生にギターをもらった時まで遡りますが、当時の龍馬もまた、弥太郎以外の誰にも歌を理解してもらえず一緒に歌う仲間もおらず、ジュニアと同じ「孤独」を抱えていたから、それを思い出した彼はジュニアの一番の理解者になれたのかもしれません。共感できたからこそ救いたい、理解したい、楽しんでほしいと激しい感情を抱いたのかなぁ。
 良知さんの踊り方やお二人の歌い方のひとつひとつが重く響いて、この楽曲では終始呆けていた記憶しかないです。ジュニアが「やはり最後は俺一人が……」とつぶやいた後、龍馬くんが曲を続けた瞬間のジュニアが本当に嬉しそうでじんときました。
 二回目のGOD BREATHでパトランプが点灯したのに歌は入らないの、最初よくわかっていなかったのですが、お登勢さんが客席を身ながら「舞台が燃えてる!」と言った台詞で、前曲のまま赤と橙になっている客席のペンライトが炎の演出をしているのだと気付いたの、めちゃくちゃびっくりしました。超歌劇では客席も舞台の演出の一部、というのを改めて感じました、すごいぞ幕末Rock!

★LAST SCREAM
 イントロの入り方が鳥肌ものでした。公演の初めは確かこの曲もペンライトを振っていたと記憶していますが、途中からなくなったため、より一層龍馬くんの歌だけに聞き入るようになり、頂点へ上り詰めていく彼の才能と周りを惹きつける魅力を感じました。概念的に世界を抱いている……。あありにもよすぎて何度か意識が飛びかけるほど圧倒されました。心なしか何人か私が死んだ気がします。

★Crash My Head
 これの使いどころにも驚かされましたが、会場一体となって歌って踊れる幕末Rockらしい楽しいエンディングとしてすごくおもしろかったです! 自分のソロ曲を観客に歌わせるのも、誰かと一緒に歌うことが大好きな龍馬らしいな~と思いました。後半、もはや自分はほとんど歌わない回とかあったのも強すぎる。


あとは思いついたら追記します~疲れたぜよ……。
スポンサーサイト
Category: 幕末Rock Comments (0) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:

この記事へコメントする:


    

この記事のトラックバックURL:

http://quilava.blog57.fc2.com/tb.php/6-5c04f5cf

この記事に対するトラックバック:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。