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2016.11.29 Tue

かっちゃんのヒーロー性の話だ(迫真)


妄想考察が捗った時にまとめられるブログがあるのは最高だ。

本文とは関係ありませんが、感想巡りをした感じ、かっちゃんが「戦闘」を手段に選んだことに対しての疑問が多い印象ですね。
私も今回彼が確かめたいものは戦闘ではわからんのでは……? というのと許可のない戦闘行為は明確なルール違反でありどんな理由であれNGなので、そこは本当にやっちゃったなーと思いますが、デュエルをすれば相手の全てがわかる世界で生きてきたので相手の本心を知りたいときに闘うのは少年漫画的に超王道なんじゃないかなと思います(錯乱)
ルール違反については、逆に今まで116話分の積み重ねがあるからこそ際立った部分でもあるのかなあ、と。
かっちゃんは散々みみっちさを描かれきたので、ルールの枠からは外れないことを重視していた彼がそれを蔑ろにしてまで今回の行為に走ったというのが重要な描写なのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、本題はかっちゃんにヒーロー精神を芽生えさせるには? って話です。
今回は出発点になる部分から、完全にとあるシーンに対する私の解釈(読み方)によっているので見当違いだったら後で読み返して笑います。


◆デクくんのヒーロー性について
かっちゃんが救けるヒーローになれるかを話すにあたって、彼と対の存在になるデクくんの話を先にしておかないと私には整理がつかなかったので、します(?)
まずデクくんのヒーロー精神って、救けるヒーローがやっぱり一番かっこいいって作品の主人公なのでそりゃそうだという感じですが、ものすごく強いと思います。
たぶん昔から泣いてる子どもや困っているお年寄りは放っておけなかったでしょうし、救けを求められたら誰にでも手を伸ばしたい、そういう子だったのでしょう。
その根底にはデクくんがもとから持っていた彼自身のヒーローとしての素質があって、オールマイトへの憧れがあります。
でも、じゃあ最初から命懸けで人を救けられる子だったかと言われれば、それは違うかな……と私は考えています。

当たり前ですが、物語最初のデクくんには個性も力もありませんでした。ごくごく普通に生きてきた、普段はおどおどした少年です。だから、人を救けるために命を懸けられるか、と言っても無茶言うなよ……でしかない話です。
なので、1話で自分が捕まっていたヘドロ敵に「誰か」が捕まっていた段階では、彼はまだ動いていません。心の中で謝って、ヒーローの救けを待っています。
デクくんの体が動いてしまったのは、ヘドロ敵に捕まっていのがかっちゃんだとわかって、彼の表情を見てしまった、その瞬間でした。どっちも同じ一瞬の出来事です。
ここが解釈の分かれ目かなと思っていて、正直私自身悩ましい部分なのですが……デクくんは相手が誰でも目が合っていたら体が動いてしまったか? それとも「かっちゃんだったから」動いてしまったのか? 私は後者だと思っています。
「君が」「救けを求める顔してた」 この台詞、前後どちらにも意味があっって、他ならないかっちゃんが、救けを求める顔をしていたから、デクくんは飛び出してしまったのではないでしょうか。
デクくんにとってかっちゃんの存在って、嫌な奴で苦手で昔から散々馬鹿にされてきて、でもオールマイト同様ずっと憧れている特別な位置にいるのではないかと私は思います。
オールマイトに向けるような好意ではないですし、むしろ苦手で関わりたくない相手なので、特別という表現にはいささか違和感はありますが、他と一線を画す強い感情を持っている相手であるのは間違いないでしょう。
強くて憧れで幼いころからずっと(嫌でも)近くにいたかっちゃんだから、デクくんの体は勝手に動いてしまった。
ここでデクくんはヒーローとして初めて具体的な行動を起こした、自分の中に眠っていたヒーロー性を開花させた―ーと私は感じています。
救うヒーローとしてのオールマイト、勝つヒーローとしてのかっちゃん。その二つ両方にデクくんが憧れたのと同じように、デクくんのオリジンには、客観的な事実だけでなくかっちゃんの存在があるのではないでしょうか。

長々と話してしまいましたが、この作品の始まりでは、最高のヒーロー精神を持ったデクくんですら、見ず知らずの人でも必死で救けずにはいられない子ではなく、自分が救けたいと思う人が危険に晒されたときにようやくヒーローとして目覚めたのではないでしょうか。(4歳の時の喧嘩の件はありますが、あれは顔見知りの子ども同士の喧嘩なのでヘドロの件とは状況が違うと判断してます)
つまり、ヒーロー精神というものをどの程度持っているか、いわゆる潜在的なヒーロー性の強弱はあれど、誰であってもヒーロー性は最初からあるものではなく、どこかできっかけを掴んで、呼び起こすものなのなのではないかなあ、と考えた次第です。

ここから、ようやくかっちゃんの話。


◆かっちゃんはヒーロー性を得ることができるのか
前提として、私はかっちゃんのことを「性格が良いか悪いかで言えば控えめに申し上げてすこぶる悪い。ただし性根が腐ってる系統のたちの悪さではない。ゆえに正義ではないけど悪かと聞かれればそれもまた違う人間」だと解釈しています。
さて、ストレートに現時点の彼を評価すると、人救けの意味でのヒーロー精神は限りなく低いと思います。
その他大勢のモブは興味ない、人に救けばっか求めてねえで自分で救かろうとしろ、とかなんとか。これまでかっちゃんは性質的に自分の価値基準が全てで、自分で自分を高みへ引っ張り上げる自己研磨の体現みたいな人間でしたから、「救けが必要な人間」のことを考えられる精神的成熟も余裕もありませんでした。
仮免試験落ちたのは残念でしたが客観的評価として正当でしかないし、彼の大きな課題でしょう。

では、彼は本当に、誰に対しても全く興味がない、危ない目に遭っていても命の危機に晒されていても俺は知らねえ! てめえでなんとかしろ! と言い続けて何もしない人間か? と考えていくと、これまでの描写からどうもそうではなさそうです。
原作9巻で敵の足元に転がる腕を見て前を歩いていたクラスメイトを確認、一気に臨戦態勢に入っていたり、(ノベライズの話ではありますが、)家族が敵に襲われ命の危機に瀕していると思い焦りを浮かべたり、入寮前の説教で切島が落ち込んでいたら励ましたいと思う程度の人間的な感情はあるわけです。
全部ものすごく当たり前の感情で、「だからなんだ」というレベルではありますが、ここで重要なのは、かっちゃんは心がない常軌を逸した人間ではなく、まっとうな感性を持っているということです。
※ノベライズについては原作ではないので考察に組み込むのはどうだろうと悩みましたが、内容を読む限りかなり原作のキャラクターに準拠しており、どの程度かはわかりませんが監修されていそうだな、と感じたので含めています。

今まで周りにいる人間で、彼にとって価値のある対象が家族くらいしかいませんでした。
だから彼はどんどん自分本位になって、協調性だとか思い遣りだとかそういう面での精神的な成長がなかったのだと思います。中学までは地元の人間関係が続いていたせいもあって、雄英に入るまでかっちゃんはずっと俺がいっちゃんすごい4歳の時のままの世界で生きていたのではないかな。
つまり、かっちゃんが「救けたいと思っちゃう」、そのくらい突き動かされる相手というのが、これまで少なすぎた(家族だけだとしたら、実質いなかった)のです。

かっちゃんの中に潜在的なヒーロー性が皆無だとは上述の理由で思いません。皆無な人ってもはや根っからの敵ですが。
しかし、彼が今後ヒーローとして成長するためにはヒーロー精神の覚醒が必要不可欠で、それが可能かどうかはデクくんのパートで言っていた「きっかけ」を掴むことができるか……彼自身が「考えるよりも先に体が動いてしまった」経験をして、自分の中にも「勝つヒーロー」以外のヒーロー性の欠片があることを自覚し、それを認めてどの程度育てていけるか次第なのではないでしょうか。

個人的には、その相手がデクくんであると1話との対比としても、今後の二人の関係性としてもうまく収まる気がしているのですが……。
デクくんのことを気持ち悪くてムカついて嫌いだと認識しているのは本人申告のとおりでしょうけれど、本当に一瞬の判断を迫られたとき咄嗟に体が動いてしまう可能性がある程度には、無意識下で「どうでもいい相手」ではない思います。

ここまで書いて「これ波の国編のサスケだ!」と気付きました。虚しい……。
熟考型に見えて意外と感情を制御できず行動することのあるデクくんと対照的に、かっちゃんは直情型に見せかけた頭でっかちな部分があるので咄嗟に体が動く場面ってあるのは疑問ではありますが、あってくれるといいなぁ……。


もうひとつ書きたいテーマがあったのですが、あまりにも時間がかかったのでまたの機会に。

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