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2016.12.05 Mon

ヒロアカNo.118 意味のない戦い 感想


前回の記事が的外れすぎてさっそく笑いました。
デクくんの誠実さとかっちゃんのまっすぐさを完全に見誤ってました。二人を信じられなかったことが悔しいです。
最高に王道少年漫画でした。この先どうなるかはまだわかりませんが、今週のを読んで未来にあるのが希望だということだけは確信できました。

感想に入る前に、「個性の無断使用によるルール違反」について勘違いしていたようなので訂正しておきます。
単行本のコラムを読み返したところ、「個性で人を傷つけるのは基本ルール違反」「なので公共の場での個性の使用は禁止」なのは間違いありませんが、USJで敵と戦闘したのが問題なかった理由として、学校の敷地内全域が訓練・育成機関として『対人個性使用を認可されている』(ただし命にかかわる大怪我をされば例外)だそうです。
となると、同じ個性を人に向けて無断使用するのでも校外と校内、しかも演習場では処罰が変わりそうですね。ううん……かっちゃんがどこまで考えていたかはわかりませんが、計算済みだったら嫌な方向にみみっちい……。
個人的には、対人使用を許可されているエリアとはいえ授業外で個人的な喧嘩に使ったのですからかっちゃんも処罰は覚悟していると思いますし、なにかしらのペナルティは受けてしかるべきだと思いますが、校内処分限りで除籍にならない理由としては一応成り立たなくはないので安心しました。


さて、ようやく感想です。


◆ようやく働いた警備システム
ちゃんとロボが警備してた! 安心しました!
しかもロボの言い方「監督不行届」「叱ってこい」や相澤先生の反応からして、深夜徘徊まではそう強い罰則ではなくて修学旅行の夜部屋を行き来する程度なのでしょうか(?)
さすがに個性を使っての乱闘は処罰ものでしょうけども、ある程度喧嘩や深夜の出歩きがあることは想定されてそうではありますよね。ヒーロー科とはいえ高校生ですし。
相澤先生を止めたのはオールマイトでしょうけれど、二人で遠くから見守るのでしょうか? これから指導していくうえでは知らなければいけない出来事のように思いますし。
むしろ個人的には今までデクくんの担任である相澤先生がOFAの継承について知らされていなかったのもなかなか問題よなぁ、と思うところもあります。オールマイトのお気に入りなのはほぼ公認ですし、気付いてはいるのでしょうけれど。
ついでにしれっと明かされましたが、相澤先生は雄英校内住まいなのですね!? 深夜まで仕事をしているのはさすが教員……忙しい……と思いましたが、言われてみれば何か問題があった時、すぐ駆けつけることができなければ寮生活にした意味がありませんもんね。
ただ、かっちゃんとデクくんが出て行ったことには気付いていないようだったので、玄関のすぐ傍とかそういうわけではなさそうですね。一階が共同スペースのはずなので奥の方に宿直室みたいにあるのかも。それか職員棟が別にあるのかな。
ひとまずこれで事情を知らずに現れたり、良くないタイミングでストップがかけられる心配はなさそうです。


◆幼少期の回想
堀越先生、本当に回想の使い方がうまいなぁ、と思います。回想に限らず、今回の話ここが上手い……が多すぎましたが。
「同じ人に憧れたのに」がすごくグッときました。口が悪くて粗野な面が目立つかっちゃんですが、オールマイトに対しては本当に純粋な気持ちなんですね……。
幼少期のデクくんが殴られた後でもかっちゃんと遊んでいたこと、かっちゃんが川から落ちた事件の後も最初はそこまでデクくんを疎ましく思っていなかったらしいこと、どちらも意外でした。思いのほかかっちゃんはデクくんのことを(共通の憧れの人を通じて)身近に感じていたのかもしれません。
個性が出てからいきなり扱いがひどくなったというよりは、デクくんが無個性とわかったことでからかいの域がエスカレートしてあんなどうにもならない事態になってしまったのかもしれませんね……。ひどいことをしていたことには変わりありませんが。
ただ、なんとなく今週の話で、デクくんが彼のお母さんかお父さんの個性を引き継いでいたら彼らは全然違った関係を築くことができていたのかもしれないな、と思いました。
ずっと対等になりたかったのは実はデクくんだけではなかったのかもしれない……これはさすがに夢を見過ぎですが、昔はそういう時期もあったのかもしれません。


◆かっちゃんの本心
いやあほんとここびっくりしました。かっちゃんの悩みの一番根っこにあるもの、全然読みきれてなかった……。
ヒーロー性云々の話をしてしまって本当に申し訳なくなりました。
かっちゃんが「俺の憧れは間違ってたのか」に至った理由、デクくんが選ばれて実力も自分を上回ってしまったからではなくて、同じようにオールマイトに憧れてたはずのデクくんは強くなってオールマイトを助けてるのに自分は反対にオールマイトの足を引っ張ったという自責の念からくるプラスとマイナスの関係だったんですね。
選ばれなかったことへの妬みやデクくんへの八つ当たりではないだろう、とは感じていましたが、まさかそう来るとは。
力が及ばなかった自分自身に苛立って、誰にも話せなくて苦しんでいたと思うととてもつらいです。
そういう考え方をできるかっちゃんが敵になるはずありませんでした。そういえば奪還編でも「オールマイトの足を引っ張りたくない」って言ってましたし、自分のせいでオールマイトが全力で戦えないことを気にしていました。それをふまえると、結果的にヒーローとしてのオールマイトの終焉の引き金となってしまったのはかなり堪えたのでしょうね。
読者やデクくん、オールマイトはオールマイトが弱り始めていたことを知っていましたが、かっちゃんは「譲渡」「本当の姿」は知っててもそれがもとからもうほとんど限界だったことまでは知らなかったはずですし……。

今回の話を読んでから神野の現場をなぞらえた救助試験を読み返すと、ほぼ唯一映ったかっちゃんの台詞が「うるせえ自分で助かれ!!」は過去の自分自身に向けて言ってのかなと思えて切ないです。
ちょうどアニメフェスタでオリジナルアニメを見てきたのですが、あの時は敵の前に飛び出して「自分が戦闘要員になって周りを逃がす」ができていたかっちゃんがそれをしなかったのは、「俺がやるからてめえらは下がってろ!」が言えなくなってしまったからなのかな。
TDLでの特訓中にもオールマイトに事故で岩を落としかけてますし、偶然とはいえ精神的に余計に負荷をかける出来事が続いていたんでしょうね。ふるわなかった試験結果、評定の紙に何が書いてあったのか、今になって気になります……。

それにしても、「誰にも話せなかった」と自分で言うからには、誰かに悩みを聞いてほしかった、頼りたかったという気持ちがあって、それを自分でも認めているんですね。ここも「そういうこと言うんだ!?」と驚きました。
かっちゃんにとってオールマイト以外に頼りたい人って両親か相澤先生だと思うのですが、どうだろう……。相澤先生なら、と零してしまいそうなところを押し込めてしまったので、よほどオールマイトの秘密を守ろうとしたのでしょうね。家庭訪問後のシーンで相澤先生はいましたが、あそこでは秘密を知っているようには判断できませんし、実際知らなかったので。
今になって見ると、神野の一夜が明けてデクくんがオールマイトに抱きしめられて泣いているシーン、あの頃かっちゃんは一人でぐるぐる考えていたのかと思えてその対比がなんとも苦しいです。
内心どんなに悩んで苦しんでいても、今まで積み上げてきた爆豪勝己像は唯我独尊の自信家なせいでいくら胸の中で自分の弱さを悔いていたところで表面的には自信満々に笑っていつもの爆豪勝己を演じるしかなかったんでしょうね。
その仮面が剥がれてしまったら、A組の子たちは絶対に心配して理由を探ろうとしますし。これまでの跳ね返りだから自縄自縛というか、どうにもならないことですが、本当に壊れる前に吐き出すために行動を起こせる子でよかったです。

ただ、今回はひたすら切ない心境の吐露でしたが、かっちゃんはやっぱり強い子なんでしょうね。
オールマイトを自分のふがいなさで終わらせてしまったことでずっと悩んでたのを、今までかっちゃんの心情を読み解こうとして追ってる読者にすら、ほとんど誰にも真実をピンポイントで見抜かせなかったのはすごいと思います。
私も「追いつめられたような顔してるな」とはずっと思っていましたが、核心には触れられませんでした。譲渡のことを知ってる読者でさえそうなら、作中キャラにはまず見抜けないでしょう。描写のあるデクくんはもとより、今回は相澤先生にも見抜けていなかったのでは?
ここまで見透かすことができないと描写不足と言われてもおかしくないところですが、かっちゃん以外の視点で見ていたら気付けないところすらかっちゃんの隠し通そうとした意志の固さと誰にも見抜かせなかったことの表現に思えてしまうのでうまいです0。


◆ヒーローは人の心を救ける
今回の話、かっちゃんが初めて本当にデクくんに救けを求めていて、デクくんもその救けは「心配すること」ではないんだと初めて理解できたのではないかと思います。
今まで救けようとしても「俺は一人でも平気だった!」と主張して、おそらく本心からそう思っていたかっちゃんが初めて「自分一人ではどうにもできない」「誰かにこの気持ちをどうにかしてほしい」と思えたので、この一件をきっかけにヒーローの救ける側面に目を向けて欲しいと思います。
先述のアニメフェスタの内容でも触れられていましたが、ヒロアカの世界って基本、「皆できることもあればできないこともある」で、一人で何でもできると思われたから一人きりで重荷を背負わなければいえなかったってオールマイトの失敗があると思います。

かっちゃんの場合、今回は物理的に救けてほしいのではなくて、精神的な救済として真正面から受け止めて向き合ってもらうことが望みで、そのとおりに反撃されたから最後笑ってるんですよね……。
デクくんは今度こそ、本当の意味でかっちゃんを救えるんだと思います。かっちゃんが一番欲しい返事を一番欲しい形でくれるデクくんは間違いなく最高のヒーローになれるでしょうね。
この戦いの勝敗に意味はないけれど、かっちゃんは自分の苦しみを吐露できて全力の勝負に応えてもらえたこと、デクくんはずっと理解不能だったかっちゃんの考えや人間らしい苦悩がわかったことで、もうこの時点で戦う意味は十分なのでしょうね。そしてやっぱり、この二人が初めて向き合うのは戦いながらでしかありえなかった。そういうことなんだと思います。

個人的に、今回の話は、今までデクくんが何度も言われてきた「誰か一人を救けてそれで体をぶっ壊してちゃ意味がない」のもう一つの教訓なのかもしれないな、と考えています。
あれは今まで「救けにきたヒーローが逆に救けられる側にまわったら意味がない」という理由で語られてきましたが、「自分を救けにきてくれたヒーローが体を壊してしまったことで、救けられた人の心を傷つけてしまったらそれは救けたことにならない」って意味もあるのかもしれません。
そう考えると、今回はデクくんは、ナンバー1ヒーローのオールマイトですら救けられなかったかっちゃんの心を救うことができることになる……最高のヒーローですね……!


◆勝負の行方
さてさて、二人の真っ向勝負の行方ですが……どちらに転ぶのかすごく楽しみです。
よほど危なくなったらストップがかかるでしょうが、ここまできたらお互いボロボロになって笑い合えるまで殴り合ってほしい!

この話では、カウンターやら小石躓き事件でデクくんが比較的優勢でしたし、デクくん勝利かと最初は思っていましたが、だんだんかっちゃんの勝利もありかなぁ、と五分五分になってきました。
もし負けたとして、かっちゃんは暴れたりはしないでしょうけれど、話の展開的には、これ今後のストーリーとかっちゃんのために勝たなきゃいけない場面なような……?
というのも、かっちゃんは今「勝利を憧れにしてきた自分と、そのために培ってきた強さ」に対しての自信を期末の八百万ちゃんのように失ってて、どこかで自信を取り戻す必要があるとは思うのです。
加えて、かっちゃんの本気の近接戦闘の強さは作中で何度も何度も繰り返し説明されてて、それを今の段階でもうフルカウル5%のデクくんが超えてしまうとあっけなさすぎるしかっちゃんの今後のキャラクター性というか魅力がどこへ行けばいいのかわからなくなること。デクくんが救うことも勝つこともできる一人でなんでもやれるヒーローになってしまったらオールマイトの二の舞になること……などを考えるとかっちゃんはここ、勝っていいのでは……!?
勝っても、もうデクくんを見下すことはないでしょうし、雄英に入ってからデクくんに一度も勝てておらず、体育祭で優勝してもくすぶりが残るような結果だったので、そろそろスッキリさせてあげたいと思ってしまいます。

助けるヒーローだけど勝つための力もあるデクくん、勝利を諦めないのが強みだけど自信に溢れた姿で人を勇気づけるかっちゃん、でうまく補いあうことができれば、彼らはいいコンビになれるとは思うのですが、それはあと100話くらいかかりそうな……(笑)
考え方は正反対で、でも似たようなところもあり、もしかしたらお互いの一番の理解者になれる可能性を秘めてはいるので(これまでは一番の不理解同士でしたが)彼らの今後が楽しみです!

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